| サルデーニャ島の経済
- 島に来られた日本人観光客の大半の方が同じ質問をなされます、「島の主な産業はなんですか?」。このページで少しサルデーニャ島の主な経済基盤についてご紹介したいと思います。
この島はよく「羊飼いの島」とも呼ばれますがそれだけではありません。確かに、世界でも有数な乳羊種であるサルデーニャの羊の牧羊はこの島の経済、特に内陸部大半の経済を支えていますが。牧羊の他に何が行われているかと言うと、牧畜業に関しては、ヤギや牛も伝統的に行われています。

農業に関しては、特にオリーブ栽培とブドウ栽培が相当な割合を占めています。しかし、1983年以降ヨーロッパ経済共同体の方針により、ブドウ畑をやめる農家に援助金が出されることになったため島のブドウ生産量は激減してしまいました。そして1997年からはこの方針が変更になり、またブドウ栽培が復活したところです。また穀類の栽培は1960年までは盛んに行われていましたが、現在ではそれほど盛んではなくなってしまいました。
漁業は、アルゲーロやスルチスで盛んに行われています。実際、サルデーニャ島で捕られた魚介類の大半はこの地域からのものです。その他ガッルーラやオリスターノのあたりでもそれなりの漁業が営まれており、ムール貝やボッタルガ(ボラの卵、カラスミ)が知られています。これの地域では主に沼や養魚場における養殖がメインとなっています。また、カルロフォルテとポルトスクーゾでのマグロ漁も忘れてはいけません。ここで捕れるマグロは日本をはじめとする世界各地へ輸出されています。
|
|
鉱業に関しては、現在サルデーニャ島は深刻な問題を抱えています。スルチス・イグレシエンテと呼ばれる地域で盛んに行われていたのですが、石炭の採掘は既に放棄され、鉛と亜鉛の採掘がかろうじて存続しています。林業で注目したいのは、コルクの木の栽培です。サルデーニャ島の経済を大きく支えているものの一つがコルク製品。世界におけるコルク栓生産国としてイタリアはトップにあがりますが、イタリア産コルク栓の90%以上をサルデーニャ島が占めています。サルデーニャ島全域に広がるコルクの木からワインやシャンペン等のコルク栓が作られています。サービス業においては、特にインターネットやニューテクノロジーに関連したサービスが盛んです。サルデーニャ州は、イタリアにおけるインターネットユーザーの割合(人口に対するユーザーの割合)の最も高い州の一つとなっており、ICT
(Information & Communication Technology) に関するインターネットサイトや企業活動が非常に盛んです。ちなみに、イタリアはもとよりヨーロッパで普及しているインターネットプロバイダーTiscaliは、カリアリに本社があります。最後になりましたが忘れてはならない重要な産業の一つとして観光業があります。夏のリゾート地として全世界から多数の観光客が集まるサルデーニャ島は、現在夏のみならず年間を通じて観光客を集めるための努力をはじめたところです。

|